daikosh's blog

1日1アウトプット

サ道。テレビ東京。

 

最近、「サ道」というテレビ東京のドラマにハマっている。テレビ東京のドラマの多くは、Amazon Prime Videoで視聴できるので嬉しい。

このドラマは、単に原田泰造演じるサラリーマンサウナー(サウナ愛好家)であるナカタアツロウが全国にあるサウナの名所を巡り、その感想が脳内再生されながら、知り合いのサウナーに行きつけのサウナ内で語るだけのドラマである。何が面白いのか具体的に説明しろと言われると困るのだが、なんとなく見ていると癒やされるのである。

 

テレビ東京のドラマにはこういった作品が多い。例えば、「孤独のグルメ」。シーズン1の前半しかまだ見られていないが、このドラマも松重豊演じるグルメなサラリーマンの井之頭五郎が、都内にあるごはん屋を訪ね、その感想が脳内再生されているだけのドラマである。その他にも「俺のダンディズム」というドラマもある。これは以前に記事にしているのだが、滝藤賢一演じる冴えないサラリーマンの段田一郎が、ダンディな男に憧れて、万年筆や靴、鞄などのダンディなブランド品を少しずつ入手していくだけのドラマである。

これら全てのドラマに共通している点は、事実に基づいている部分があるということだ。「サ道」に登場するサウナ、「孤独のグルメ」に登場するごはん屋さん、「俺のダンディズム」に登場するダンディグッズ。これら全てが実在しているのだ。実在していて嬉しいのは、現実世界でドラマ内の楽しみを実現することができるということだ。「サ道」に登場するサウナ、「孤独のグルメ」に登場するごはん屋さんには行けるし、「俺のダンディズム」に登場するダンディグッズは手に入れることができる。なので私はこれらのドラマに登場する場所はGoogle Mapsにきちんとマークし、ダンディグッズもノートしている。テレビ東京ということもあってか舞台が関東なのが残念だが、来年度から横浜住みになるのでこれらのスポットを訪れることが今から楽しみである。これらの他に、同じようなドラマが他にもあれば教えていただきたい。

 

Amazon Prime Video - サ道

Amazon Prime Video - 孤独のグルメ

Amazon Prime Video - 俺のダンディズム

 

建国記念の日。世界一永く続いている国。

 

明日の2月11日は「建国記念の日」である。みなさんは何故「建国記念日」と呼ばずに「建国記念の日」と呼ぶのかご存知だろうか。確かに、「憲法記念日」は「憲法記念の日」とは言わないのに、どうして「建国記念の日」と言うのだろうか。実はこの前、この「記念日」と「記念の日」の違いについて、池上彰さんのテレビ番組で取り上げられていた。その理由は、「建国した日付を祝うのではなく、建国そのものを祝うための日だから」だそうだ。

実は2月11日という日付は、古事記日本書紀で日本の初代天皇である神武天皇が即位する日である。しかし、古事記日本書紀に書かれている内容は神話であるため、歴史的な事実とは言い難く、神武天皇も実在していたのかは定かではない。そのため、2月11日に建国したっぽいけど、よく分かってないから「建国記念の日」としたということなのだ。そもそも私はこれまで「記念の日」と「記念日」の違いにすら気がついていなかったので、良い勉強となった。

ちなみに、神武天皇が即位した年は紀元前660年であるので、これを事実として捉えると、今年で建国して2680年ということになる。この間、日本国はずっと日本国だったのである。こんな国は世界を見渡してもなかなか無い。どれほどすごいのかググってみたが、なんと日本は世界で一番永く続いている国であり、ギネス記録にもなっているそうだ。

www.izumo-enmusubi.com

 

ということで、明日は世界最古の世界一永く続いている国である日本国の建国をみなさんで祝いましょう!

ガウディに学ぶ。ゆとりのある人生。

 

「神は完成を急がない。諸君、明日もいい仕事をしよう。」

 

これはスペインの建築家アントニ・ガウディの言葉である。ガウディと言えば、あの未完の最高傑作サグラダ・ファミリア教会の設計をした建築家だ。1882年から着工して今年で138年。当初は300年かかると言われていたが、近年の技術発展により2026年に完成予定との発表が2013年にされた。完成イメージは次の動画を御覧いただきたい。

 

 

真ん中にそびえ立つ予定の大きな塔は「イエスの塔」と呼ばれており、その内側のデザインを任されているのが実は日本人の彫刻家、外尾悦郎さんだ。ここであれっと思われた人がいるかもしれない。ガウディが設計したはずの建築物を何故デザインする必要があるのかと。実は、ガウディの建築資料はスペインの内戦で多くが焼失してしまったのだ。ただでさえ建設するのが難しい超巨大大聖堂であるのに、設計図もなしに建設すとなるとそれは時間がかかることは火を見るより明らかだろう。ガウディの意思を引き継ぎ、どのように彼が設計していたかを想像するというのが外尾さんの仕事ということになるのだ。

これらの事実は、録画してあったNHKスペシャル「サグラダ・ファミリア 天才ガウディの謎に挑む」を見て知ったのだ。

www6.nhk.or.jp

 

エスの塔のデザインのキーワードは「連続性」。自然は全て連続しており、境目は存在しないという発想から来ている。実は、ガウディがイエスの塔の内部を設計していたと思われる時期に、彼は色のグラデーションの研究をしていたことが分かった。これにヒントを得た外尾さんは、宇宙の始まりから現在までを色のグラデーションのみを使って表現することに決めたのだ。塔の先(内側)から白色が始まり、下に降りていくにつれて様々な色に連続的に変化していく。番組ではCGを用いた映像が紹介されていたが、塔の内部は神秘的な美しさを持っていた。2026年に本当に完成するのかは分からないが、生きている間に是非ともあの空間の中に身を置きたいと感じた。

 

エスの塔のデザインについて書いてきたが、実は私が今回とりあげたかったのは冒頭の言葉の「神は完成を急がない。」という箇所なのである。この言葉が非常に印象に残った。非常にラテン的な考え方で、ゆとりのある人生観がにじみ出ている。対して、都会に住む人を中心とした日本や先進国に生きる人々はどうしてもせかせかとした忙しい人生を送ってしまいがちだ。これはおそらく目覚ましい技術の発展により、目まぐるしく変化する時代になったことが大きく影響しているだろう。しかし、どんな時代に生きようと、我々一人一人が生きている間にできることなど、たかがしれているはずだ。神にとって、人一人の一生など一瞬にも満たないだろう。このことを少しでも意識すると気が楽になるのではないだろうか。特に疲労しているときや、忙しい日々を送っている時は、どうしても視野が狭まりがちである。たまにはスケール感が大きいことを想像してみることで、ゆとりのある人生に少しでも近づけるはずだ。ガウディのこの言葉をきいて、私はこのようなことを感じていた。

修学旅行の夜。パズル。

 

ブログをまとめるはずだった時間をあるゲームに費やしてしまった。そのゲームは今日研究室で後輩から教えてもらった「修学旅行の夜」というパズルゲームだ。通路を確保しながら、全ての布団を正しい位置に敷くことができたらクリアである。これだけ聞くとシンプルで易しいゲームに思えるかもしれないが、やってみるとこれが案外難しい。細かいルールがいくつかあり、マスの数字は隣接する枕の数を示し北枕が駄目で、全ての布団に通路が隣接する必要があり、通路は一本道(2×2マスになると駄目)である必要がある。おそらく文章でいくら説明されても分からないだろうが、ゲームをしているうちに理解してくるはずだ。時間のあるときに是非一度やってみてはいかがだろうか。きっといい暇つぶしになるはずだ。

 

auxinpuzzle.blog.fc2.com

『壁』を読んで。~補足~

 

以前に安部公房著『壁』についての記事を投稿したわけだが、内定先企業の課題ということで800字程度という制限があった。今回は、それに収まりきらなかった部分について書き足したいと思う。

 

 

上の記事では、微笑みが究極の無表情であり鉄の防壁だという話から、日本の文化である海外の人からすると不可解な微笑みにつなげて話を展開した。作中の文章を引用していたのだが、文字数制限のために重要な部分だけに集中し大幅なカットをしている。今回の記事では書き足りなかったことを補足したいと思う。

 

前回の記事で引用した箇所は、『壁』の中に編纂されている二作目の「バベルの塔」という作品に登場する。主人公は影を「とらぬ狸」に盗まれるわけだが、その後その狸に連れられてバベルの塔の中に入る。その中には「とらぬ狸」がたくさんいるのだが、全員ニヤニヤと微笑んでいるのだ。そして、その理由をある狸が説明するのである。

 

そしてついに目玉の害を克服する方法を発見することができた。それは微笑ということだった。一見つまらぬことのようだが、これは偉大な発見だった。ジェームス氏も言っているように、感情によって表情がつくられるのではなく、表情によって感情がつくられるのだ。ところで、一般に微笑はその字の示すごとく小さな笑いと考えられているが、それは間違いだ。その説明のために一つ、笑い、悲しみ、恐怖を各頂点とする三角形を想像していただきたい。これを表情の三角形と呼ぼう。さて、その中点と各頂点を結び、その線分上の表情の変化をたどってみることにしよう。悲しみはすすり泣きに、恐怖はこわばりに、ついで無表情に、笑いはしのび笑いにと移ってゆく。ところで注意すべきことは、無表情はやはり一つの表情で、ごく小さなこわばりだということと、しのび笑いはいくら小さくなっても決して微笑にはならないという点だ。では微笑とは何か? 微笑こそ表情の三角形の中点、完全な無表情であったのだ。すべての表情が微笑に向かって解放されてゆく。微笑こそ、完全に非感情的なものを意味する。人は微笑を通してその向うにある表情を読むことは出来ない。有名なモナリザの謎の微笑を想い出してみたまえ。それから主人の前に出た下男の微笑を考えてみたまえ。微笑はどんな視線に対しても鉄の防壁になるのだ。この発見に力を得て、私は再び天国に帰った。

 

少々長ったらしい引用の仕方をしてしまったが、是非この全体を読んでもらいたかったのだ。三角形を用いた表情の分析は見事だと感じた。非常に明快な説明である。実際に図に起こしてみると、さらによく分かるはずだ。

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確かに微笑みがこの表情の三角形の中心に来てしまう。さらに、ここでモナリザを出してくるところが憎い。あの微笑みは確かに絶妙な表情をしているとしか言いようがない。どういった感情を持っているか全くわからず、完璧すぎる故に違和感さえ感じさせる。この違和感が、シュルレアリスム作品に絶妙にフィットすると感じたのは私だけではないはずだ。

 

そして、この微笑みについての話を小泉八雲の日本人の微笑みに関しての分析に繋げたわけだが、それについても詳しく書きたいと思う。前回の記事では、彼の分析の内の道徳観というところに注目して取り上げた。

 

日本人の微笑には感情を堪え、自己を抑制し、己に打ち勝ったものにこそ幸せは訪れるという日本人の道徳観が象徴されていると彼は言う。

『壁』を読んで。 - daikosh's blogより)

 

実はこの表情を代表しているのが鎌倉の大仏だと言っているのだ。ここで、モナリザと鎌倉の大仏が繋がった。しかし、実際に鎌倉の大仏はまだ見たことがないのでなんとも言えないのだが、ネットで写真を見る限りそこまで微笑んでいるようには見えない。実物を見上げてみると微笑んでいるように見えるのだろうか。4月から横浜住みになるので、今年中に足を運ぼうと思う。

加えて、自分の息子が亡くなった時の葬儀での母親の微笑んだ表情を彼はこう分析している。

 

この笑いは自己を押し殺しても礼節を守ろうとするぎりぎりの表現なのである。この笑いが意味しているのはあなた様におかれては私どもに不幸な出来事が起こったとお思いになりましてもどうぞお気を煩わされませんようお願いいたします。失礼をも顧みずこのようなことをお伝えいたしますことをお許しくださいという内容なのである。

小泉八雲著『日本の面影』より)

 

なんとも回りくどい言い方だが、この回りくどさが日本文化の奥ゆかしさに直結するのだろう。これをこのように説明できるラフカディオ・ハーン小泉八雲)は、日本人以上に日本的な感性を持っていたに違いない。さらに、彼はこの微笑みが教養の一つであるとも言っている。

 

日本人の微笑は周りを嫌な気持ちにさせないための配慮気遣いであり、どんな場面でも軋轢なく過ごすための教養のひとつである。

YouTube - 100分de名著 小泉八雲 『異文化の声に耳をすます』より)

 

彼はこれほどにまで日本の文化を持ち上げているのだ。実際、彼は西洋化を推し進めていた当時の日本の知識人や役人を批判しており、日本の文化は庶民にこそ存在するといったようなことを言っている。彼がいかに日本のことをよく知り、愛していたかがよく分かる。合理主義に翻弄されている今を生きる日本人にとって、彼の考えに触れることは日本文化を守っていく上で必要なことではないだろうか。

 

少し話がずれてしまった。今回も「微笑み」についての話だけになってしまったが、このように考察ができる部分が他にも山程存在している作品であった。恐るべしシュルレアリスム文学といった印象だ。また気が向いたらもう一部分について取り上げて記事にしたいと思う。

 

壁 (1951年)

壁 (1951年)

  • 作者:安部 公房
  • 出版社/メーカー: 月曜書房
  • 発売日: 1951
  • メディア:
 

 

デフォルト・モード・ネットワーク。アインシュタイン。脳。

 

「現代物理学の父」とも評されるアルベルト・アインシュタイン。いま、切り刻まれた彼の脳が、世界中に散乱しているという事実を皆さんはご存知だろうか。私は録画してあったNHKスペシャルの「アインシュタイン消えた"天才脳"を追え」を見る前まで、この事実を知らなかった。

www6.nhk.or.jp

 

もちろん、遺族は彼の脳の解剖を承諾していているが、彼らもアインシュタイン自身も、全世界に散らばるとは夢にも思わなかっただろう。

 

ちなみにアインシュタイン相対性理論が有名だが、彼がノーベル物理学賞を受賞したのは光量子仮説に基づく光電効果についてである。「特殊相対性理論」、「光量子仮説」に「ブラウン運動の理論」を加えた3つの論文を彼は26歳の時に発表したのだが、それらが全てそれ以前の常識を覆す大発見であったため、その年の1905年は「奇跡の年」と呼ばれている。

 

彼の脳が科学者・医師達を惹き付けるのは当然であり、どのような構造をしているのかを研究することは科学全体にとっても有意義であることは言うまでもない。事実、彼の脳は彼の死後、解剖を担当したトーマス・ハーヴィーという病理学者が研究を試みたのだ。しかし、研究に限界を感じた彼は、アインシュタインの脳を240のブロックに切り刻み、全世界の医師に少しずつ配布したそうなのだ。ところが、ハーヴィーが死んだ今、それらのブロックの行方は誰も把握していないそうなのだ。

 

そこで、NHKはこの脳の破片を探す特集として今回の番組を制作したようなのだ。最終的に、240ブロック中、直接確認できたのが134、情報のみが14、で残りの92は不明という結果であった。

 

前置きが長くなってしまったが、それらのブロックから分かったアインシュタインの脳の特色はなんだったのだろうか。未だに分かっていないことも多いそうなのだが、一つ確実に言えるとされていることが紹介されていた。それが、デフォルト・モード・ネットワークである。この番組を見て初めて知った言葉なのだが、これがアインシュタインの脳では発達していたそうなのだ。

デフォルト・モード・ネットワークとは、人間がリラックス状態の時に脳が勝手に点と点を結びつけるような神経活動のことで、この機能によって人間は新しい発見やイノベーションを生むそうなのだ。この機能に関わる脳の部位が判断や推論に関わる前頭葉頭頂葉であり、アインシュタインの脳は一般的な脳に比べて前頭葉頭頂葉のシワの数が多く、より発達していたそうなのである。

 

確かに、私もこのデフォルト・モード・ネットワークについては思い当たる節がある。現に、このブログの記事のアイデアというのは大抵風呂に入っている最中、もしくは登校の歩行中に思いつくことが多い。無意識のレベルで連想ゲームのように様々な点と点が繋がっていくのである。散歩が日課でその最中に新しいアイデアを思いつくと言っている科学者や実業家は多いが、デフォルト・モード・ネットワークのことを知ると理にかなっていることがわかる。

こういった事実を知ると、人間という生き物がいかによくできているか実感する。机の前でずっと集中して考えているだけでは何も新しい発想は生まれないのである。ぼぉっとリラックスすることも必要なのだ。アインシュタインはその塩梅が上手かったのだろう。

 

 

ちなみにブログ毎日更新を初めて一ヶ月たった際に、スティーブ・ジョブズの"Connecting the dots"という言葉を使ってブログの記事の書き方について書いているので貼っておく。 

daikosh.hatenablog.com

 

 

論文。レポート。ルール。体裁。理系。【情報】

 

公聴会を終え、その時に受けた指摘を反映させた修士論文も仕上げた。製本も終えたので、後はバレンタインデーである提出日を待つだけとなった。

 

ところで、私は几帳面なタイプなので論文を書いていると細かなルールに拘るのだが、研究室の同期の文書を見てみると案外適当な人が多い。もちろん体裁以上に内容が重要なのは言うまでもなく、そもそも修士論文などほとんど誰にも読まれないためそこまで拘る必要性はないのだが、自己満足のために私はきちんとしたい質なのである。

そこで、同じような考え持った人に向けて、今回の記事では細かなルールをまとめておきたいと思う。言うまでもないがこれは一つのルールであり、分野や学会などによって異なってくるかもしれないので、あくまでも参考程度にしていただきたい。ちなみに、下記のルールは、機械学会のルールがベースとなっている。

 

◯フォント

フォントは基本的に

日本語→MS明朝

英語(ローマ字)→Times New Roman

を使用するべきだろう。ちなみに、Power PointなどのスライドではMS明朝やTimes New Romanでは線が薄く、見にくくなってしまうので

日本語→MSゴシック

英語(ローマ字)→Arial, Tahoma

などを利用するべきだろう。

 

◯図表(Fig. and Table)

基本的に図表内はすべて英語で記載する。この際のフォントについても、Times New Romanに統一すると良いと思う。

またFig.につられて、Table.1のように記す人がいるが、"."は省略しているという意味である。従って、Figure 1→Fig. 1ということであり、Table 1と書くべきである。

そもそも、私はMicrosoft Wordで論文やレポートを書く場合は、相互参照機能をフル活用するべきだと考えている。図表番号を自動的に管理してくれる。ちなみに、機械学会では、文章中では図1のように書き、実際の図の下にはFig.1のように書く必要がある。個人的にこのルールは美しく上、相互参照機能を使うと文章中にもFig.1のように表記されて図1に修正する必要があるので嫌いだ。

ちなみに図表番号だけでなく、見出しや数式などにも相互参照は利用できる。詳しくは下のサイトを参照されたい。

dtp.screen-cre.co.jp

 

◯変数、関数

数式内の変数と関数には基本的にアルファベットやギリシャ文字を用いるわけだが、

変数→斜体(イタリック)

関数→立体(ローマン)

で書くのが正しい。

例:Asinx, logx

Wordでの数式の書き方については以下の記事を参照されたい。

 

◯単位

単位は立体(ローマン)で書き、数字と単位の間には半角のスペースを入れる。また、よくあるミスだが、5.0 [N]のように大括弧([])は文章中にはつけない。ただし、グラフの縦軸・横軸のラベルの単位には大括弧を使用し、無次元の際には-を入れる。","の後ろに書いたある論文もみたことがある。

例:5.0 N, 3 mm, Time [s] (Time, s), Dimensionless length [-]

 

ラテン語

"i.e."や"et al."などのラテン語を使用する場合は、"i.e."、"et al."のようにイタリックにする。

 

◯英題、タイトル 

英文の題名は通常、すべて大文字にするか、前置詞以外の初めの文字を大文字にした形にする。例:Influence of Lubricant Properties on Elastohydrodynamic Lubrication

 

◯句読点

これは常識だが、句読点には「、。」ではなく「,.(全角)」を使用する。ただし、数字やローマ字などの半角文字をなどの間に使用する場合、「,(半角)」を使用する。

例:試験片A, B, Cにはそれぞれ1.0 N, 2.0 N, 3.0 Nの引張荷重を加えた.

 

 

以上、あまり気にされていない細かなルールを羅列してみた。