daikosh's blog

1日1アウトプット

一流の人間とは。

 

またまたAmazonプライムビデオでドラマを全話見てしまった。今回見たのは『花村大介』という作品だ。主人公は、ユースケサンタマリア演じる正義感あふれるおっちょこちょいな弁護士、花村大介。ひょんなことから、利益重視の大手の法律事務所に中途入社した花村とエリート弁護士たちとの交流を描いている。ありえないだろうと言いたくなるようなという展開が多くあるが、それがまた良い味を出している。さて、今回話したいのは、主人公花村の姿勢についてである。花村の姿勢は終始変わらない。

 

 「弁護士として何ができるかじゃない。人として何ができるかだ。」(『花村大介』より)

「一流の弁護士ではなく、一流の人間に俺はなりたい。」(『花村大介』より)

 

このように花村は「人」や「人間」というワードをよく使い、弁護士である以前に人であることを軸に行動している。これは、大衆に向けて、私の行動は誰にでもできることであると伝えているのではないだろうか。また、これはまさに先日取り上げた直観主義の考え方の正義である。彼は到底勝てそうにない裁判に対しても、許せないものは許せないといった姿勢で果敢に戦うのである。以前記事にした『正義の教室』を思い出してもらえると分かってもらえると思うのだが、ここでその裁判で勝つことが功利主義的(みんなの幸福度が高くなる)もしくは自由主義的(全員が自由になる)に正義なのかどうかは考えていない。いずれにせよ、ドラマなので全線全勝するのだが、そんなことはどうだっていいのだ。もちろん現実はドラマのように甘くない。しかし、花村のような姿勢を忘れてはならないのではないだろうか。ドラマは娯楽である。しかし、生きていく上で考えるべきことのきっかけを与えてくれるのもドラマの一つの役割ではないだろうか。一流の人間とは一体どんな人間なのだろうか。この問いに答えられることを一つの目標にして生きていきたいと思う。