daikosh's blog

1日1アウトプット

メディアリテラシーについて。

 

以前にメンタリストDaiGoの動画に触れながら記事を書いたが、そのDaiGoの動画全般に対して批判しているある弱小Youtuberを見つけた。その名は「えらいてんちょー」。通称「えらてん」。最近は特にDaiGoに対して煽り口調で挑発的な動画を何本も出している。というのも、DaiGoがえらてんに対抗した動画を出したのだ。(残念ながら、一日で削除されてしまったのだが。)さらにえらてんのライブ配信にもコメントを投稿していた。これら全てはここ3日間ほどの出来事である。これにより、おそらくえらてんのチャンネル登録者数も一気に伸びたことだろう。そんな話は置いておいて、何故今回えらてんの話をしているのかというと、彼の主張を聞いていると案外筋が通っておりただの揚げ足取りでは無いと思えたからである。細かくは彼の動画を見てほしいのだが、彼の主張を簡単にまとめると、DaiGoは論文を(意図的かどうかは分からないが)誤読をすることが多く、自分の都合の良いように間違った情報を提供しているというのだ。そもそも科学とは「実証されていること」「再現性があること」「反証可能性があること」の3つが揃って初めて成立するのだが、DaiGoは反証可能性を潰しているため全く科学的な人間ではないといったようなことも言っている。そんな中、メディアリテラシーについて語っている動画が興味深かったため、今回取り上げてみたいと思った次第である。DaiGoは度々マスコミに対して激しく批判することが多いのだが、その態度に対する批判である。

 

メディアとは物語です。その人が語っているにすぎない。(えらてん)

 

確かにDaiGoはよくマスコミは自分たちの都合が良いように情報を切り取るという話をしているが、メディアの性質上切り取られているのは当然であるということを主張しているのだ。つまり、我々はその情報の発信者のことをある程度理解し、どのような切り方がされているのかを注意する必要があるというふうに私は理解した。この能力がまさにメディアリテラシーであると思う。メディアと聞くとどうしてもテレビや新聞、インターネットなどを連想しがちである。しかし学校の授業であったり書籍であったり、我々が得る情報全てがメディアなのではないのだろうかと思ったわけである。従って、メディアリテラシーとは、情報全般の精査の能力であると言えるのではないだろうか。そこで、メディアという言葉について調べてみた。

 

メディア【media】
(mediumの複数形)媒体。手段。特に、マス‐コミュニケーションの媒体。「マス‐―」(広辞苑無料検索より)

 

なるほど「中間」といったような意味のmediumの複数形なのだそうだ。そもそも我々は情報を直接手にすることなど不可能である。よくよく考えてみるとこれは当然のことで、情報を得るには必ず間に媒介するものが存在している。その媒介するものこそがメディアであり、それらを考慮に入れながら情報を正しく得る能力がメディアリテラシーということなのだろう。今の時代、YoutubeFacebookTwitterを筆頭とした情報媒体が多様化しており、手軽に膨大な情報を手に入れることができるようになった。特にYoutubeニコニコ動画などの動画配信サイトはエンターテインメント性が高く、楽して情報を得られてしまう。ここ数年で情報の量は圧倒的に増加したが、情報の質はどうだろうか。誰もが情報を発信できるようになり、フェイクニュースなども後をたたない。従って、より一層情報の質に気を配る必要があるのではないだろうか。今回の話でいうと、Youtuberも一つの金儲けの手段であるということを意識する必要があるということである。

今回の騒動でメディアリテラシーの重要性について改めて考えさせられた。このような機会を作ってくれたえらてんさんに感謝したい。ちゃんと勉強しよ。

 

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