daikosh's blog

1日1アウトプット

リーンゲインズについて。

 

前回のメディアリテラシーについての記事で、DaiGoの論文誤読について書いた。そこで、私もDaiGoからの受け売りで実行している習慣がいくつかあるので、これから虱潰しのようにそれらのエビデンスを自ら探していこうと思いたった。まず初めにかれこれ1年ほどやっている「リーンゲインズ」について調べようと思う。

 

リーンゲインズとは断食を利用した健康法の一つであり、一日24時間の内、16時間空腹の時間を作り、食事は残りの8時間に収めるという方法である。(女性は14時間程度の断食が推奨されているようだ。)私は昼12時と夜19時にそれぞれ昼ごはんと夜ご飯を食べることにしている。ではなぜ断食をすることが健康に良いのだろうか。それにはオートファジー(自食作用)が関係していると彼は説明していた。オートファジーとは、我々の体を構成している細胞が持っているシステムのことで、断食という刺激を与えることによってその活動が活発になるという。オートファジーが何をしてくれるかというと、古くなったタンパク質をリサイクルして新しいものに置き換えてくれるというのだ。これらは全てDaiGoから得た知識であるが、これらが本当に正しいのか見ていくことにする。

 

論文①

translational-medicine.biomedcentral.com

Conclusions
In conclusion, our results suggest that the modified IF employed in this study: TRF with 16 h of fasting and 8 h of feeding, could be beneficial in resistance trained individuals to improve health-related biomarkers, decrease fat mass, and at least maintain muscle mass. This kind of regimen could be adopted by athletes during maintenance phases of training in which the goal is to maintain muscle mass while reducing fat mass. Additional studies are needed to confirm our results and to investigate the long-term effects of IF and periods after IF cessation.

16時間の断食をすることで、筋肉量を保ちつつ脂肪量を減らし、健康状態に関連する事項もよくなるようだ。ただし、これは8週間での結果であり、さらに長期的な影響や、リーンゲインズをやめた後の影響についてはさらなる研究が必要であると言っている。

 

論文②

www.health.harvard.edu

But a growing body of research suggests that the timing of the fast is key, and can make IF a more realistic, sustainable, and effective approach for weight loss, as well as for diabetes prevention.

 

"There is evidence to suggest that the circadian rhythm fasting approach, where meals are restricted to an eight to 10-hour period of the daytime, is effective,” she confirmed, though generally she recommends that people “use an eating approach that works for them and is sustainable to them.”

1日の内8-10時間に食事を制限をすることで、体重は減少し糖尿病のリスクも下げることができるそうだ。これは論文ではないが、ハーバード大学医学大学院の記事なので、ある程度の信用はおけるだろう。

 

論文③

www.sciencedirect.com

In conclusion, 5 weeks of eTRF improved insulin levels, insulin sensitivity, β cell responsiveness, blood pressure, and oxidative stress levels in men with prediabetes—even though food intake was matched to the control arm and no weight loss occurred.

専門ではないので詳しいことは理解できていないが、これは糖尿病予備軍に対しての実験で、5週間リーンゲインズを続けたことで健康状態が改善されたようだ。しかし、ここでリーンゲインズでは午前8時から午後2時までに食事を済ませるといったものであるため、少し違うのかもしれない。また健常者に効果が現れるのかは不明である。

 

以上のことから、とりあえずリーンゲインズは100%間違いではなかったようだ。しかし、分かっていないことも多々あるため今後も研究の動向を見ていく必要があるようだ。今回の記事を書く際に論文を色々と探したのだが、探せば探すほど出てくるのでまとめるのが難しく、そこまで質の良い記事にはならなかったと思っている。しかし、今後も時間がある時に同様の記事を書いていきたいと思う。ちなみにこのような作業をDaiGoが毎日のように本当にしているとすると、誤読をしていても仕方ないようにも感じた。