daikosh's blog

1日1アウトプット

オトナの雑談力。

 

昨日はあるアマチュアオーケストラの練習に参加した。私はそのオーケストラの団員でもないし、エキストラとして乗っているわけでもない。ある先輩の代奏として参加したのだ。というのも、昨日の練習は本番当日に振る指揮者の先生が来られるいわゆる御来団日であり、欠席する際に代奏立てるルールがあるそうなのだ。(アマチュアオーケストラでは、指揮者が毎回練習に来るわけではないのだ。)こういった知り合いがいない場に行く経験はたまにあるのだが、そこで試されるのがコミュニケーション力だと思っている。恥ずかしながら私は苦手な方で、話しかけられると気さくに話せる自信はあるのだが、こちらから話しかける勇気はなかなか出ないのである。しかし、今回は幸いにも練習の休憩中にある30代くらいの男性が話しかけてきてくれたのである。「前はどの団体で吹いてらしたんですか?」や「就職後はどうされるんですか?」など、他愛もない会話をしたわけなのだが、話のきりが良いところで

「じゃあ頑張って!」

 と清々しく話を終わらせたのである。この話の切り上げ方が実に絶妙で、スマートに感じたのである。私が経験してきたこういう雑談では、話している間に話題がすっとなくなり、少し気まずい空気が流れ、それにお互いが気づいて終わらせることが多かった。終わりの前に、なんとも言えない居心地の悪い沈黙がよく現れるのである。しかし、今回の会話では、その間が全く無かったのだ。そこで、私は話を終わらせることの重要性に気付かされたわけである。これはオトナの雑談力の一つの要素であると感じた。変な間ができる原因として、遠慮があると考えられる。相手がまだ何か話し足らないかもしれないとお互いが思うことで、探りの間が出来てしまうのだろう。しかし、あくまでも雑談なのだから、遠慮などせずにある程度話し尽くした時点でばっさりと話を終えてよいのかもしれない。今後雑談する機会があれば、終わり方を意識してみたいと思う。