daikosh's blog

1日1アウトプット

ミレニアムベビー。ミレニアル世代。Y世代。Z世代。

 

前回の記事で「20歳のミレニアムベビー」というタイトルの記事を投稿したのが、今朝の新聞を読んでいると「ミレニアル世代」という言葉が出てきた。

 ミレニアムとミレニアル。同じような言葉である。よくよく考えてみると、「ミレニアムベビー」という言葉は名詞+名詞になっているので少し違和感を感じる。これはもしかするとミスをしてしまったのではないかと焦って調べてみると、「ミレニアムベビー」という言葉でどうやら間違いはないようで、2000年生まれの赤ちゃんのことを指すようだ。ミレニアムとミレニアル。少し調べてみたので情報共有したいと思う。

 

まず「ミレニアム(millennium)」とは、「千年台の数字が等しい一千年間。千年紀。」という意味の名詞である。これに対して「ミレニアル(millennial)」とは、「ミレニアム」の形容詞形である。従って、やはり「ミレニアムベビー(millennium baby)」という言葉は文法的におかしいはずである。調べてみると、案の定、millennium babyという言葉を使用している英語圏のサイトは見当たらなかった。つまり、「ミレニアムベビー」は日本で作られた造語であり、2000年に生まれた赤ちゃんことをいうようだ。こういった日本語英語は誤解を招くことが多いため、過去に造られたものはまあよしとして、新しく造られるものに関しては注意してほしいものだ。ちなみに、「ミレニアル世代」とは2000年代に成人になる世代のことを指し、主に1980〜2000年生まれの若者を指すようだ。以上をまとめると、「ミレニアムベビー」は2000年に生まれた赤ちゃんのことで、「ミレニアル世代」とは2000年以降に成人になる世代のことである。

 

ところで、「ミレニアル世代」とよく併用される「Z世代」という言葉がある。私もたまに耳にすることがあり、デジタルネイティブ世代のことなんだろうといったアバウトな理解しかしていなかった。ということで、これらの違いについても調べてみた。

まず大前提として、これらの言葉は全てアメリカから輸入された言葉ということを理解しておく必要がある。従って、必ずしも日本の世代と合致しているわけではないということを頭に入れておくべきだ。さて、「Z世代」について理解する前に「X世代」と「Y世代」の存在を知る必要がある。ロンドン・ビジネススクール教授であるリンダ・グラットンはある著書で、現代社会の人口を5つの世代に分けた。

 

Traditionalist(伝統主義者世代) = 1928 – 45 年ごろの生まれ
Baby boomers(ベビーブーム世代) = 1945 – 64 年ごろの生まれ
Generation X(X 世代) = 1965 – 70 年ごろの生まれ
Generation Y(Y 世代) = 1980 – 95 年ごろの生まれ
Generation Z(Z 世代) = 1995 年以降の生まれ

X 世代(Generation X)や Y 世代、Z 世代とは誰のこと? - 翻訳の代行・見積なら スピード翻訳yより)

 

ということは、上述の「ミレニアル世代」は、「Y世代」と「Z世代」と重なっていることになる。もっと正確に言うと「ミレニアル世代」をより細かく分類すると「Y世代」と「Z世代」になるという理解でいいだろう。

 

Z世代とはY世代から続く新たな世代で、1990年代後半から2000年代の初め頃に生まれた若年世代を指します。当初はY世代とZ世代を一括りにしてミレニアル世代と呼ばれていましたが、生まれた頃からIT技術や製品に囲まれて育ったZ世代はY世代とはまた違った感性を持っているのではないかと考えられ、マーケティング調査が進められました。調査が進んだ結果、Z世代はミレニアル世代やY世代とは違った特徴が見受けられ、今後のトレンドを作り出していく新たな世代として、現在大きな注目を集めています。

ミレニアル世代の定義や意味とは? Y世代とZ世代との違いも解説より)

 

つまり、デジタルネイティブである「ミレニアル世代」の中でも、デジタルサービスが浸透してきた時代から生きている「Y世代」と、それらが浸透しきった後に生まれた「Z世代」とでは、その価値観に大きな差異があることからこの分類が生まれたようだ。詳しい価値観の違いについては以下のサイトを参照されたい。

 

www.quicktranslate.comfind-model.jp

 

いずれにせよ、前回の記事で話した通り、いつの時代においても多様な価値観を受け入れることが最も重要であることに違いはないはずだ。