あなたの心はどこにありますか？
以前に国語脳と数学脳という話をしたが、それに似通った動画を今日見たので紹介したいと思う。それはメンタリストDaigoが簡単にできる心理テストを紹介している動画である。ではいきなりだが実際にそのテストをやってみよう。次の質問に直感で答えてみてほしい。
「あなたの心はどこにありますか？」
ちなみに、次の質問でもいいそうだ。
「あなたの自我はどこにいますか（ありますか）？」
ここで上述の質問に「頭（脳）」と答えた人は頭派であり、「胸（心臓）のあたり」と答えた人は心派となる。みなさんはどうだっただろうか。ちなみに私は初めの聞き方では「胸（心臓）」と答え、2つ目のものだと「頭（脳）」と答えてしまった。では、頭派と心派はどんな特徴の違いがあるのだろうか。
頭派の人は自由を尊重するタイプで、個々の人間とは独立した存在だと考え、物事を理性的・論理的に考える傾向にあるそうだ。逆に心派の人は人間のつながりを意識するタイプで、個々の存在より集団を尊重し、感情的に考える傾向にあるそうだ。ちなみに、頭派は西洋人に多く、心派は東洋人に多いそうだ。これは完全に宗教の影響を受けていると思われる。個人主義のキリスト教的な考えを持つ西洋人が「頭」と答えやすく、孔子の儒教などの影響を受けている東洋人が「胸」と答えやすいのも当然なのかもしれない。
さて、これを前回話した国語脳と数学脳の話に繋げると、頭派は数学脳をよく使い、心派は国語脳をよく使うということになるはずだ。従って、頭派の人は国語脳を鍛えることで、反対に心派の人は数学脳を鍛えることでより相手を説得しやすくなったりコミュニケーションが上手くいったりするのではないだろうか。この類の心理テストはこのように利用できるのではないかという一つの提案であった。
